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第26話「彼女の理由」

番組もいよいよ後半戦に入りました。本日から新展開です。なんだか妙な展開に組み替えたという印象のお話でした。
ヒューズの葬式の後、エドのいた病室にやってきたロイ・マスタング大佐。ロス中尉が手渡したのは、エルリック兄弟からの請求書です。
ホークアイ中尉が見た明細には、おやつ代、書籍代(といいつつ漫画)、おもちゃ代・・・。な、なんなんだ??まるで小学生??エドって金持ちなんだからロイに請求書回す必要はないと思うんですが。よくわからないな〜〜。
馬鹿げた請求書が頭にきたロイはさっそく兄弟の行き先を質問するが、ロス中尉は口を濁します。やはり保護者っぽいですね、ロス中尉。そこに突如、威勢のいい怒鳴り声が乱入します。「エルリック兄弟はいるか!?」
うっは〜〜〜〜〜っイズミ師匠だあ〜〜〜〜!!ええ、なんでエド達おっかけてるんですか?原作よりも積極的だなあ。あまりの勢いの良さに、ロイまで気圧されてるのが面白いです。・・・でも、声のイメージがちょっと違うなあ・・・、イズミ師匠。

ここで新曲のOPが入ります。
ん〜〜〜〜〜〜っ、曲は、なんとなく「名探偵コナン」みたいですね。少し大人しめ・・・でしょうか。もっと突っ走って行くような感じの方が良かったような。
ハガレンは小粋なドラマじゃないんだから、もっと泥臭い骨太なドラマだから、そういうテイストの方がいいかと思います。だんだんパワーダウンしていくのは勘弁して欲しいですね。
コンテですが、グリード一党がかなりメインで出てますね。それから謎の少年っぽいのが出ております。これは原作でも出ていないキャラですね。
原作を離れてゆくのだから、オリジナルになるのか、原作の先取りになるのか、ちょっと気になるところです。
ちょっとエドとアルがまったりしてる場面が多かったのも気になりました。咎人とか必死さ、最初にメインに打ち出していたそういう雰囲気は、だんだん薄れてる気がします。

さて、エド達はウインリィの希望したラッシュバレーの町に到着。
パニーニャが機械鎧技師のドミニクさんに武器の装具を頼んで断られています。このあたり、大幅に原作設定を変えられています。
ドミニクさんの息子夫妻の出産話は、他のところへネタ降りしたからすっぱりなくしたみたい。で、パニーニャが養女という設定のようです。しかもパニーニャは両足のみならず、右手まで機械鎧ですか??
でもっていかさま賞金腕相撲大会は、原作のネタにパニーニャをかませています。「ドミニクさんの機械鎧はすごいって言わせたかった」と願うパニーニャ。
錬金術のいかさまで負けて悔しくその場をさったのですが、チビと馬鹿にされたエドは錬金術で詐欺相手の機械鎧を破壊してしまうのでした〜。
自分の機械鎧が良かったからだとひそかに喜ぶウインリィ。しかし、いかさま二人組に待ち伏せされて、錬金術で勝ったと言われ、思わずエド(とアル)を殴り倒してしまいます。ついでにいかさま二人組もコテンパン。・・・乙女心を傷つけられた者ほど強い者はないって?(そういう話なの、これ?)
ここで前半終了。

一方、セントラルでは、ロイが親友ヒューズの死因を探索中です。ヒューズの殺害現場である公衆電話にて、アームストロング少佐を問いただすロイ。
答えられないといいつつも出来る限りの回答に考えこむロイ。エド達兄弟が勝手に動き始めたのは、賢者の石が軍部中枢にからんでいるためではないかと見当を付けます。
ラッシュバレーでは、1人どこかに行ってしまったウインリィを探し疲れて座り込むエド兄弟。当のウインリィは、公園のベンチに座り込むパニーニャを見つけます。パニーニャの機械鎧と制作者ドミニクへの思いを聞くウインリィ。彼女の腕の修繕を申し出ます。
家にもどって腕を修理していると、ドミニクがやってきてウインリィは丁寧に自己紹介。「リゼンブールの“雌豹”ピナコ・ロックベルだと〜〜〜〜っ!」
おお、いいですね〜〜!“雌豹”っていったいなんなのさー(笑)、ばっちゃんの若い頃って一体どんなだったんだ(笑)??
ドミニクさんの声はイメージ通りですが、パニーニャはちょっと・・・女の子っぽすぎるというか、中途半端な感じがします。私はもっと中性っぽい感じだと思ったんですけどね。
パニーニャの気持ちをくんだウインリィは、エドの銀時計を奪うことを提案します。機械鎧の国家錬金術師を負かせば、すごい機械鎧だと思ってもらえるはずだ、と。
銀時計を奪ったパニーニャを追いかけるエド。呆然とするアルに、ウインリィは真剣な顔で言います。「エドに、機械鎧は凄いって言わせてやりたいの」
1.5インチカルバリン砲をぶっ放した(あれ?つけてないって言ってなかった?)おっかけっこは、ビルから落ちかけたパニーニャをエドが錬金術で救い出して終了。
悔しがるパニーニャに、「俺がこの機械鎧で負けるわけにはいかないんだ」と答えるエド。心から嬉しそうなウインリィ。

場面変わってセントラルでは、シェスカがロイに頭を下げています。「ヒューズ中佐(准将)の死因の捜査をお願いします!」と。
下手に首をつっこめないロイは、捜査は終わったと体よく追い払おうとするのですが、ここで久々にハクロ将軍がやってきます。
明らかにロイのセントラル異動をやっかみ、嫌み言いにきたんですね〜〜。後ろ盾をお願いします、と頭を下げるロイ。見てる私でもむかつきます〜〜〜〜っ。上に行くぞ、とホークアイ中尉に呟き決意を新たにするロイ。そこに亡きヒューズの写真がかぶさって・・・場面引き。もうちょっとヒューズへの思いを言ってくれても良かったかも・・・。

ラッシュバレーの通りを歩くアルが見つけたのは、見覚えのある大男の後ろ姿でした。「た、大変だ!」
宿屋の一室では、ソファーに寝転がってまったりしてるエドに、ウインリィが話しかけます。「もっといい機械鎧を作るから、機械鎧でもいいじゃない」と。
涙をこぼすウインリィに戸惑うエド。
こういうテイストって、どうもハガレンっぽくない気がするのは私だけでしょうか?あんまり原作とかけ離れた構成は、微妙な違和感を感じるのです。むー。
しめっぽくなったところに飛び込んで来るアル、「大変だ、兄さん!」問い直す暇もなく、戸口にたった大男の姿に青ざめるエド。
来たよ来たよ来たよ〜〜〜いよいよ!、次回が楽しみです!

新EDは、・・・・・
誰やーこんなんしたんーーー!!(思わず方言) この媚び媚び絵は何ーーーーーっ!
ああいうの、世の中のウインリィ・ファンは嬉しいんでしょうか。嬉しいんですか?ヒロイン役の女の子のサービスショットを連発して、女の子の心情らしいしっとりした歌をのせて、そんなありきたりのエンディングにするなんて・・・がっかりです。
クリスタルケイの歌も、歌が悪いわけじゃないけど、“ハガレン”のエンディングにしてはパワー不足ではないですか??「名探偵コナン」みたいにおしゃれにする必要はないと思いますが。
今までの2作が、結構内心の葛藤や激しい感情を表現してたから、その路線だと思っていました。こぎれいにまとめすぎという気がします。
私の中では、残念ながら今まで3つのエンディングの中で最低ランク。次の曲(TV版最後の曲)は、パワーダウンしないで、がんばって欲しいですね。
というわけで、次回はイズミ師匠がメイン出演のようです。楽しみ♪♪

第27話「せんせい」      上にもどる

今回はいよいよ、イズミ師匠が登場です。「師匠」と書いてせんせい、と読む。
今回も録画失敗しちゃいました。ビデオテープ、新品だったのに伸びてカセットから出てるんだもん(涙)
さて冒頭は、前回の終了場面、アルが飛び込んできたシーンから始まり〜〜。
事情を察して窓から逃げ出そうとしたエドですが、窓の外から中へ蹴り飛ばされます。おおーっと、こうきたか!
「お前の考えていることぐらいお見通しなんだよ、エド!!」
やってきました、イズミ師匠。最初他人だと思われて丁寧な挨拶されたアルも、アルフォンスとわかったとたん、床に投げ飛ばされます。極端ですねー。でもやっぱりこうでなきゃ、イズミ師匠は(笑)。
相変わらず名探偵コナンみたいなOPですが、途中で一瞬だけ出てくる髪の毛の伸びる不気味な子ども二人ですが、エドとアルの裏?みたいな存在なのかも?なんて気がしました。ブラックエドとブラックアルというか。まだ本当のところはわかりませんが。

場面は東方司令部に戻ったロイ・マスタング大佐。正式にセントラルへの異動辞令が出ました。
上司の将軍とのチェスに勝って、快く何人かの部下を連れて行く許可を得ます。ええ上司やなあ〜。うんうん。
一方、列車の中で、ロープで縛られているエドとアル。どうやらすぐ南のダブリスにそのまま連れて行かれるようです。
呆れるウインリィですが・・・あれ?ウインリィもいるの?ラッシュバレーで残らなかったのね・・・。えらく話が変わってきますね、やっぱり。
師匠ってもっとごつい人かと思ったというウインリィに、ウインリィも会ってるはずだと話すエド。回想シーンに突入です。
おお〜〜かわいい少年時代のエドとアル。何がかわいいって声ですね!シチューと牛乳の話とか、子どもの声っぽくてかわいいです。釘宮さんのアルもすっかり慣れましたが、やっぱり女の子の声の方があってますよね。
それに比べてイズミ師匠の声・・・この人本当に声優さんなんだろうか??かなり素人っぽい演技で、聞いてて乗り切れないんですけどね・・・。
子ども時代のリゼンブールの村では、大雨に土手が決壊の危機、錬成陣を手に飛びだして行く兄弟。そこに現れたのは、錬成陣も無しに巨大な土壁を錬成してしまう通りがかりの無敵の主婦なのでした。
この場面は、原作でも好きな話なんで、見られてよかったです。やっぱりイズミ師匠は、見かけによらない無敵ぶりが魅力ですね♪
エドとアルが、なんとか弟子の修行をさせてもらうことになったところで、回想は終了。
ロープをほどいて逃げ出そうとしたエドとアルですが、師匠に銀時計のストライクを決められてきゅー。前半終了。

後半は、東方司令部の面々登場です。東洋のチェスに燃える四角い顔のブレダ、相変わらずの煙草兄ちゃんハボック、電話を直してる眼鏡のフュリー、銃の訓練に励むホークアイにそれぞれ呼び出しがかかります。
ロイ・マスタング大佐の部屋に呼び出された彼らに、細い目のファルマンが自分も加えてくれとお願いしてます。
あらら、ファルマンはヒューズの部下でロイの部下という設定じゃなかったんですね。微妙な違い、微妙なネタみたいですね。原作との絡み(今のところファルマンは生命に関わる貧乏くじを引いてるような・・・)もあって気になるところです。
ともかく5人揃って「付いて来い!」 
これはアニメで見られて良かった。これはロイにしか言えない言葉ですから・・・。なんだかんだ言っても人が付いてくるのが彼の魅力なんですよね。原作ではセントラルへの異動辞令も、実はウロボロス組の意向だということが明かされています。この先、負けないでがんばって欲しいですね〜〜〜。

さて、ダブリスに到着したイズミ達。自宅の肉屋に戻ると、店員のメイスンも登場です。
自宅内で食事する6人。このあたりは原作通りです。アルはまだ普通の人間のふり。出産を見たという話は原作とは違い、3年前のヒューズ夫妻のことですね。
慌てたメイスンが強引に話題を変えたので、エド達は腕試しに屋外へ出てゆきます。
アルの錬成が終わった後、近所の子ども達がやってきます。壊れたおもちゃを、錬金術無しで修理してやるイズミ。さらに、猫をかわいがっていた少女が、助けてと言って駆け込んできます。
その家に向かうと、どう猛な犬が出てきて、アルの巨体におびえて逃げ出すのでした。慌てて屋根の上に飛び乗ったエドが見たのは、血まみれの母猫と産まれたばかりの子猫が3匹。その1匹が、屋根から転がり落ちるのを見たエドは、とっさに壁から大きな手を錬成して子猫を拾いあげるのでした。
死んだ母猫の生命は錬金術でも戻らない。そう言って少女を諭すイズミ。泣く少女を送ってゆくウインリィにメイスン。
後に残ったエドとアルにイズミは呟きます。
「世の中のあらゆる物は、流れ循環している。人の生命もまたしかり。自分ではこんなにもわかりきっているのにな。」
「師匠は、人を生き返らせたいと思ったことはありますか?」
「その質問は2回目だな」改めて二人を鋭い目で見るイズミ。
「お前の右腕と左足、機械鎧だな。アルもその鎧の中身はがらんどうだろう!」「ど、どうして・・・」
「何があった。全て話せ!」
てっきりここで来週に引きかと思いましたが〜、違いました。
神妙になったエド、ついに告白します。「母さんを・・・錬成しました」
次の瞬間、イズミの拳が炸裂!エドはふっとばされ、アルも地面に叩きつけられます。ズタボロに殴られぶん投げられる二人。それでも立ち上がったエドの前に近づくイズミ。身体を堅くするエドですが、イズミは静かに座って二人の肩に手をかけ、黙って抱きしめるのでした。
ほぼ原作通りのシーンですが、感動しました。イズミの声がもっと芸達者な人だったらもっと感動したんでしょうが・・・(苦笑)
今回はここまで。

来週は二人がイズミのところにきた修行時代の回想話です。
それにしてもエンディング・・・やっぱり今イチ・・・・・・・・。

第28話「一は全、全は一」      上にもどる
今回は回想話かと思いきや、現在進行形話と回想話が交錯する面白い展開でした。ついにOPの謎の少年(どうやら片目おぢさんの本名を使うらしい)が登場です。
ついに原作から完全に離れて、本格的にオリジナルな物語に突入するようです。
冒頭に見えるのは、自然豊かな湖?そうそう、修行の無人島です。
エドをアルを置いてきてどうするのって、ボートの中のウインリィがわめいてる。
アニメのウインリィってちょっとぎゃあぎゃあ騒ぎすぎの気もしますね。原作のウインリィは、自分の機械鎧路線にこだわるところが気に入ってるんですが。
あら、ということは、これは現在のシーンなんですね。つまり、先週の最後でイズミに告白した続きで昔修行した無人島に連れてこられたってところでしょうか。
ここでOP。
現在の二人、無人島の環境を懐かしがります。
そっか、二人とも泳げないのね。そりゃ全身鎧や機械鎧じゃ泳げないよね〜。
ここで10歳の時の回想シーン。初めて連れてこられた時の二人の様子は原作通り。
違うのは現実の方で、オープニングに出てくる長髪の謎の少年が登場です!
現実と回想シーンが交互に進んでゆき、回想シーンの方では、仮面の男が襲いかかってきます。逃げ回る二人ですが…。このあたりでCM。

現実では、浜に座り込んでいたアルが鎧を開くと、中には魚がかかってる。すごい、なんてナチュラルな漁法!?
回想シーンでは、兎を追う兄弟。泣く兎を殺す勇気がなくってためらううちに狐に取られます。追いかけるも、狐に右肩を噛みつかれるエド。ん?ここはオリジナルエピソード??
現実では、兄のために魚を焼くアル。回想ではもう帰りたいよ、と弱音を吐くアル。
魚が無くなって誰かがいると気付くエドとアル。
回想シーン、死を覚悟して、初めて怪人に刃を向けて立ち向かうエド。だが怪人はそのエドを見ると黙って去っていくのだった。
う〜〜ん、これがターニングポイントですね。目的のために立ち向かう強い心、生き延びるためには兎を殺すことを厭わない心。それは生命を大切にしないという意味ではなく、それが生きるということだと、兄弟は気付くのです。
まあ現実に、生き物を殺す覚悟なく肉を食べる資格はないと私も思っているのです。肉を食べるということは生き物を殺して生命をいただいているわけですから。ハガレンの話だけではないんですけども。
そして兎を殺せるようになったエド兄弟は、生命が循環して流れていることを身をもって理解するのです。

浜に兄弟を迎えにきたイズミ。回想シーンの二人、そして現在の二人は今の覚悟を話します。「俺たちは前に進みます」
一行の前についに現れた謎の少年。あ、なんか顔が怖い…。

次回は謎の少年にせまる話になりそうです。

第29話「汚れなきこども」    上にもどる
う〜〜〜ん、すごい話でした。
アニメオリジナル展開になって、だんだん凄い話になってきてますねー。
原作は原作で、手に汗握るヤバイ展開になってますが、アニメはアニメでまた違った意味で凄いです。
もちろん、原作を映像化した部分もすごかった!例の“アレ”のシーンは、まさに映像化するためにあるような・・・まるでサブリミナル映像みたいでしたね。
謎の少年(ラース)がブラックエドみたいと思うのはあながち間違ってなかったみたい…。
ではOPに出てくるもう1人の淡い金髪の少年がブラックアルになるわけかな?
多分こちらがウロボロス組の最後の1人「プライド」という設定になるんでしょうね。
もっともこの設定はアニメオリジナルで、原作とは全く違っていますので、念のため。

迎えにきたイズミとメイスンのいる浜辺に姿を現す謎の少年。錬成反応の光に飛び出すエドですが、少年の手が石になっているのをみて驚愕します。(そらそーだ!)
暴れる少年が再び錬成反応の光が放ったと思ったら、なんと服が無くなって裸になってしまいました。なんだか肌の色に違和感がありますが…伏線なのね。
何もわからないと言って泣き出した少年に、服をかぶせて抱きしめるイズミ。安心したようにしがみつく少年。
なんというか、これも伏線・・・??ここでOPです。
イズミの家で、原始人のようにがつがつ食べる少年。不審に思うエドとアル。メイスンが外で近所の子ども達と遊んでおります。なんかこの人も不思議な人だなあ。
エド達の話を聞いていたウインリィ、イズミ師匠に話をすると言って騒ぎ出します。慌てて止めるエドとアル。
外から見てはわからなくとも、エド兄弟とイズミ師匠は、ある意味家族以上に理解しあっている部分があるのですよね〜〜。それを悟って「そうか」とがっくりするウインリィですが、う〜〜〜〜ん、なんだかちょっと腹が立つ。
アニメのウインリィって騒ぎすぎじゃないですか?
入れ込みすぎというか・・・。正直あまりこういう描き方はして欲しくなかったです。原作のウインリィは、言いたいことは言うけど、もうちょっと引くところは引く賢さがあるように思うのです。二人の邪魔はしないようにしよう、という考えが根本的にあると思うんですよね。私、こだわりすぎ??
場面変わっておねむの時間。スパナ持ってねてるウインリィ、肉が硬い!と寝言言ってるメイスンさん、目を開けて寝てるシグ旦那・・・怖〜〜〜〜っ!!
こっそり少年の部屋に忍び込んだエドとアル。
窓枠にぶらさがってる少年、目つきが邪悪です。「みんな死んでる」って寝てることも理解出来ないわけですね。まさに赤ん坊です。彼が理解できるのは「遊ぶ」ことだけ。
鼠を捕まえて、遊ぼうという少年。「生命をおもちゃにするな」と言われても理解できるわけもなく、エドに足をしばりつけられてしまいます。
どうすれば良いのかわからなくなった少年は、暴れて無意識に、ベッドを自分の身体と合成してしまいます。
呆然とするエドですが、飛び込んできたイズミの怒声にぶっとばされ、ペラペラ化して平謝り〜〜「ごめんなさい!」
さすがに凄いよ、イズミ師匠…(爆)
そんなイズミもベッドと一体化した少年に唖然とするも、優しく声をかけます。「自分の身体がどんな形だったか思い出してごらん」、と。見る間に元に戻ってゆく少年。
「俺たちを襲ってきたやつの仲間かも知れない!」と不審をはらせないエドに、シグは聞きます。いったい誰に襲われたのかと。「ホムンクルス(人造人間)…」
ここでCM。

亡きヒューズの家に来て、エリシアと遊んでやるシェスカ。グレイシアとの会話からすると、どうやら軍法会議所は自ら辞めた様子。ヒューズの死因を探ることを心配するグレイシアに、否定してみせるシェスカ。
ヒューズ邸を出たとたん、走ってきた自動車を追いかけるシェスカ。引き返して戻ってきたのはハボックの運転するマスタング大佐の車でした。
親友の死の真相探索に消極的なロイを責めるシェスカですが、苦笑するハボックさんが良い味だしてます。ロイにはロイの考えがあり、誰もがシェスカのように一途に突き進めるわけではないのですが、そこまで考慮する余裕は彼女には無いんですね。
車の窓から、ヒューズが死ぬ直前に調べていた資料を投げ込むシェスカ。結局、軍は辞めて自宅で1人で調べることにしたようで・・・それはそれで危険だと思うんですけどね〜〜。
一方、大総統府では、エンヴィーと電話で話すダグラス(スロウス)。電話してるエンヴィーってなんだか・・・妙な感じ(笑)。話の途中、ブラッドレイ大総統が入ってくるも素通りして奥の部屋へ。彼は全て知っている、という伏線なんでしょうか?
アニメではブラッドレイの役柄が浮いてしまったのでどうオチを付けるのか気になるところです。

エドは、イズミに賢者の石やホムンクルスに襲われた事情を話しはじめます。黙ってその場を離れるシグ旦那がかっこいい♪
あの日のエドが見たもの、それは「あちら側」に通じる門でした。
言葉にならないイメージの奔流、これは凄い!!!サブリミナル映像みたいです。これはまさしくアニメならではの表現方法ですね〜〜〜。漫画で読みながら、映像で見てみたかった場面の1つです。期待を裏切らないイメージでした。
門が閉まる瞬間に見える無数の顔、そのひとつはあの少年の顔?
知識を引き替えにもぎとられてゆくエドの左足。無数の黒い手がつかみかかってもぎとってゆくイメージが気色悪い〜〜〜〜〜っ。
そして現実に戻ったエドは、服だけを残して消えた弟を呼び戻すため、再び「あちら」に舞い戻るのです。「まだ間に合う」と。自分の鎧と腕と胸と額に血印を描いて。
「返せよ!たった1人の弟なんだよ!!」
どこともしれぬ光の中でまばゆく輝くアルの姿に、手を伸ばすエド。その右腕にくらいつく黒い影。
弟の魂の定着と引き替えに失われたのは右腕だった。
壮絶な過去の話を聞いてイズミが言う。「おまえはあれが真理だと思うのか?」
え??違うの?
「あれは手品の種のようなものではないのか?」
・・・どういう意味だろ〜〜〜。イズミ師匠、私にもわからないよ〜〜。

東方司令部では、ブレダがアームストロングの物真似をしております。紫のきらきらまでつけてるなんて細かい〜〜〜。
その豪腕少佐は、フランク・アーチャー中佐なる人とともに南方司令部に向かっているところであります。
うわあ、オリジナルキャラですね。ハガレンには珍しい二枚目タイプですが、目が怖い。ロイ・マスタングは二枚目半って感じだもんね。しかも声が速見奨さんときた〜〜〜〜。
もうこれは、自己陶酔型自信過剰気味野心家って言ってるようなもんです。陰謀家の悪役みたいではありますが、中枢部の陰謀にどの程度までかんでるのかは不明。ウロボロス組とは関係ないような気もします。利用されるのかもしれませんが。
一徹な豪腕少佐の質問をはぐらかしニヒルに笑う姿は、まんま悪役なんですけどね〜〜。

イズミに部屋に閉じこめられ、少年との接触を禁じられたエドとアル。ドアの前にはメイスンさんが座り込み、階下の部屋ではウインリィが少年の世話をしています。
床に錬成陣を描いて、電話の受話器を垂らすアル。階下のウインリィと話すためとはいえ、それじゃあ糸電話・・・(絶句)。
だが、アルの質問に場面は一気に凍りつきます。「その子の右腕と左足の付け根の・・・」えええ!?
「狐に噛まれた傷跡か!?」えーーっ、こんな伏線だったの!?
「もしかしたら、あの子の腕と足は・・・」えええええ〜〜〜〜〜っ!!

飛び降りて少年を締め上げるエド、逃げ出す少年。それを見ているのはトカゲ男、そうグリードの手下のキメラ人間ですね。
そして兄弟を残して無人島に渡ったイズミが見たものは……。
石を積んだ塚からはいずって出てきた跡、血を吐いて崩れるイズミ師匠が痛々しい〜〜〜〜(涙)。

いや〜〜、すごい話でした。失われたエドの手足?を持った少年は、門の向こうにいた顔だとエドは言ってます。しかもラストの塚って、イズミが埋めた錬成できなかった我が子を埋めた跡ではないでしょうか。ホムンクルスがどうして生まれるのかって、まだそこまで語られてないけど、すっごく気になるところです。
次回は、南方司令部襲撃。誰が襲撃するのかわかんないけど、倒れているイズミさんが悲しいです(涙)