ハガレン日記  第31話 第32話 第33話 第34話 第35話  戻る

第31話「罪」
うわ〜〜、凄い話です。だんだん見るのが怖くなってきました。
今回、ホムンクルスについての謎明かしがされました。これはアニメ版の設定で原作とは全く違う設定です。だって原作のウロボロス組って、あの「ぱぱ」から作られたみたいなんだもんねー。
しかしアニメ版の設定にも納得です。上手く作ってると思うのですが、ロイやアームストロングなど軍部の面々の動きが軍にしばられているだけに、はがゆい感じでもあり。
あと今日もヒットはアルフォンス君。兄さんを守って正論で立ち向かう姿、かっこよかったよ(^^)!!

夕暮れの駅、列車を見送る雑踏の中に立つシェスカ。ロイに捜査してもらいたい無念の思いがありありという顔です。
列車の中ではフュリーとブレダが、今回の任務について疑問を感じています。スカーがイシュヴァール人にかくまわれているって話ですが、むしろ率いていると言った方が良いような。イシュヴァール人達がスカーの引き渡しを拒んだら、どうするのか?
その質問に答えられないロイ。本音を隠したまま、どこまで行くのでしょうか。
スラムでは、スカーになついてる少年兄弟が再登場。スカーの腕の紋章は果たして…というところでOP。

南方司令部の現場では、逃走中のイズミ&少年と、追っ手のエド&アル、侵入者のキンブリー&トカゲ男、襲われた側のアームストロングとアーチャー中佐&ブラッドレイ(嘘)の一同9名が顔を合わせ、混乱中。
ふむ、少年を欲しがっているのは4組ですか、もてもてやな〜〜(なんか違う)
「紅蓮の錬金術師キンブリー?死刑になったはずでは?」混乱するアームストロング。「お前が生きているのは大総統の命か、それともグラン准将の指図か?」アーチャー中佐も良くわかってるわけではなさそうです。
「そちらのお方がよくご存知じでは?」
(知るかよ、そんなこと〜)という心中の声はエンヴィー…ってことは、このブラッドレイはエンヴィーなのねー。
しかしぱりっとしたスーツ着てても、キンブリーはやっぱり気色悪いよう。
追いつめられたイズミは心配するエドを蹴り倒し、少年を抱いたまま逃げようとするが、いつのまにか突進してきたブラッドレイ(偽)が少年を奪って足の裏のウロボロス印を確認する。
ど〜やらウロボロス印がある=ホムンクルスっていう設定みたいです、アニメでは。
イズミVSアームストロングはタイプは違えど力技〜、エドVSキンブリーは危険な対戦、アルVSトカゲ男は巧みさってとこでしょうか。
少年を連れ去ったブラッドレイ(偽)は、エンヴィーの姿に戻ります。少年に赤い賢者の石を食べさせ、記憶を誘います。がつがつ食べてるけど、食べられるの、あれ??
「その石は何十人もの人間の生命が使われた生命の石だ」
「食べられるお前は人間じゃない」
言われて、吐き出そうとする少年ですが、錬金術で自分の身体を変形させて石を奪い取り、食べようとします。ぐろいです。良心より他のものが勝ってしまったようです。
アーチャー中佐は、キンブリーに再就職のお誘いしてます。ヤバイ系が二乗になりそうです。しかもブラッドレイは、セントラルにいると聞いてびっくり、そりゃまさか化ける人がいるとは思いませんよねえ。
エンヴィーは今度は殺されたブラッドレイのふりをします。忙しいなあ。少年を放して泳がせようってことですか?

イズミの家に戻ったエドとアルは、二人の行方を聞きますが、答えないシグ。しかしウインリィは、例の無人島ではないかと推測します。そこがイズミが人体錬成を行った場所ではないかと。
無人島に渡ったエドとアルは、イズミが少年に殺されかかっているのを目にします。少年を殺そうとして殺せず、逆に殺されても良いと思っているイズミの心が悲しい。
なぁる、アニメ版ホムンクルスはこういう設定なんですね。原作とは違いますがそれはそれでいいんでしょう。ということは、エドママにそっくりなスロウスはやっぱり…(絶句)。
十数年前に死んだ赤子、イズミが錬成してできたのは芋虫のような怪物!!
エドママの錬成も凄かったですが、これも凄いです。
錬成された子を門の向こうに手渡すイズミ、その後悔が現在のためらいになっているのが十分わかります。またそれを上から見下ろしているエンヴィー。
そこにグリードが現れますが、ろくろっ首スタイルで泳いで竜巻と共に現れたスロウス(!)を見て、二人は相手に出来ぬと逃亡します。これでウロボロスの印を持つホムンクルス(人造人間)は7人全員が揃ったと言ってますね。
ラスト、グラトニー、エンヴィー、スロウス、グリード、ラース(アニメ版では少年)で6人ですから7人目はやはり、原作版のラースである「彼」なのでしょうか。
それはさておき、エンヴィーより石を与えられ全ての記憶を取り戻したという少年は、憎しみをあらわにします。
何故彼らが人間に憎しみを抱いているのか、満たされることのない飢餓感は何なのか。その存在そのものの悲しさが哀れです。
手足をありがとうと言われ、あまりの衝撃に動けなくなるエド。
しかし、エドの全てを奪おうと飛びかかった少年を跳ね返すのはアルフォンスです。自分のためじゃなく、大切な人のために迷うことなく戦える、そんなアルはかっこいい!!
兄さんの手足を返せ、と言えるアルが居て良かった〜〜としみじみ思ったのでした。
以下、次週〜。

第32話「深い森のダンテ」
だんだん長文書く時間がなくなってきたので、しばらく短い感想に戻します〜。
完全オリジナルアニメ版、今回もキツイ1話でした。
少年の邪悪さ、エドとアルの悲願、イズミの罪悪感と切なさが絡まり合って壮絶な話になってます。そこにからむウロボロス組(ホムンクルス)の陰謀、グリードの動き、ロイをはじめとする東方指令部の行動、スカーとイシュヴァール人達。

自分で殺さねばと思いつつ、エドにはラースを殺させられないイズミ。ただ真っ直ぐに兄の手足を取り戻そうとするアルの真っ当さと真摯さにはぐっときます。
すっかりブラッドレイ役が板についてきたエンヴィー氏。後で口裏合わせておかなくていいんかなあ〜。すでに南部視察さえややこしい話になってきてるのに。
スロウス(秘書ダグラス)は、腹の中に少年呑み込んでるし…先週のろくろっ首泳ぎも度肝を抜かれましたが、この人気持ち悪さ二番目ぐらいかも。一番はもちろん、逆さ頭のキメラ男錬金術師です。今回もちょびっと出てましたが、ぐえええ。
それからイズミの師匠というダンテさんが登場。原作でのイズミの師匠はスパルタだったみたいですがやはり別設定でしょうか。アニメ版はとても上品な老婦人みたいです。
ダンテ曰く「光のホーエンハイム」…って二つ名ですか?相変わらず謎だらけのエドパパです。
あとグリード一党が本登場、アル捕獲作戦というところでした。
それからイシュヴァール人集落で、ヨキがいきなり犠牲者に…ラストとグラトニーによる見事な暴動発生大作戦です。
今回、イズミが等価交換は真実か?と問いかけていました。OPからして「あの頃、僕らはそれを信じていた」という過去形のナレーションですから、実は違う物もあるという話を描くのかもしれません。
私自身の考えでは、等価交換にはならない物があると思います。アニメ版がどう終わるのか見当もつきませんが、安易な流れに持っていくのだけはやめてほしいと思います。
てなわけで、次回は捕らえられたアル、イズミ師匠は見え切ってくれるのでしょうか。わくわく。

第33話「囚われたアル」
2週間ぶりの放映でした。でもテンションは変わらず。
グリード一党との対決が原作を取り入れたりオリジナルだったりで続きます。
アルに入り込むマーテル、ああ本当に気持ち悪そう!
ダンテさんはやはりタヌキですね。グリードとの関係はいったいどうなんでしょう。
原作の名場面「主婦だっ!!」があったのに……イマイチですう〜〜〜〜〜。
だってやられるイズミさんなんか見たくないもの。本当に…痛々しくって。
やっぱりね、爽快感が損なわれているのが残念です。

あと気になったのは、グリードがエドにかまわなかったこと。エドを呼ぶためにアルをさらうわけじゃないのね。
そのあたりがちょっと…って感じです。
さて、次回はどんな話になるのでしょう。

第34話「強欲の理論」
いや〜〜びっくり、どうやらグリード篇の最終話だったようです。
まさかこんな展開になるとはね。
本来ならこれが5月最終週の放映のはずだったのでしょうか。
6月でこのOP,EDも終わりかと思うと早い気がしますね。
デビルズネストへの軍の突入、それはキンブリー&タッカーの裏切りでした。
原作と違うのは、軍側に最強のボスがいないこと。だからドルチェットもロアもアルに入ったマーテルも逃げ延びます。
しかしグリードを追ってきたのは軍ではなく、ラスト達でした。
グリードを逃がし、さらにマーテルをたくしてアルを逃がすロア達。この後ロア達がどうなったのかは描かれてませんが、多分、グラトニーの口の中に…(おえっ)

グリードが辿り着いたのはダンテの屋敷でした。
これも不思議なんですよね。彼はダンテの屋敷で造られたみたいなんですが、ダンテ婆様が造ったと言うには、年が合わないかと。ダンテさんは普通の人間みたいだから、百何十年も生きてるわけじゃないでしょ?
ここんとこがわかんないんですよね。わっからないな〜〜。
しかもメイド姿のライラが何だか妙です。この人もしや軍のスパイ?だって、ダンテの死体にあまりにも冷淡じゃないですか?
ともかくグリードの骨、ダンテの死体、逆錬成陣、吐き出された賢者の石。
一途すぎるエドと、もはや不死ではないのに最後まで虚勢を張るグリード。
そしてエドの鋼の右手は、グリードの盾を貫いて………。
倒れたグリードを見て、初めてグリードが死ぬ気でいたことに気付くエド、この時の表情がなんとも言えません。
ああ、でもそのポーズやめて〜〜昆虫みたいで気持ち悪いよ〜〜〜(涙)
正確には人間じゃないとはいえ、エドは初めて、我が手で誰かを殺した、と思うのです。
赤い染みとなって消えてゆくグリードの死体。
アルの鎧から出たマーテルは、黙ってどこかへ去って行く。
エドはイズミに別れを告げて、南へ向かうのでした…。

何度も言いますが、グリードがここで死ぬとは思わなかった。もっとひくかと思ってたんですよ。ちょっともったいないように思います。「お父様」には絡ませなかったし、素材をうまく扱いきれずにと終わっちゃったという感がありました。
テレビシリーズも残り話数が限られていますから、今後はどうか綺麗にまとめていただきたいものです。

第35話「愚者の再会」
「私達はいったいどこから来て、どこに行くのかしら…」
新展開の話…と思いきや、間話でした。
今回の主役はなんとラストです。
エンヴィー、グラトニー、ラストのホムンクルス三人組の中では間違いなく“番張ってる”(爆)ラストですが、何を考えているのかはいまいちわかりません。
感情的なエンヴィーや、食欲優先のグラトニーよりは確かに冷静なのでしょう。
アニメ版スロウスは、性格がよくわからないんですけどね。
そんなラストの過去にせまる一話。
しかし今回びっくりしたのは、実は子安さんの声、だったりして(笑)

ラスト達は、国のあちこちで「賢者の石」を作れるような人材育成?をしてきたわけで、その村の1つで育成候補だった人のお話だったわけです。
子安さん声のルジョンなる男性は、ラストに惚れて婚約者を捨てて追いかけてる。
彼と触れあうことでラストの脳裏に浮かぶのは、自分でも定かではない記憶。
死ぬ前の人間としての記憶があるのでしょうか。
死ぬ前の彼女(本当は何という名だったのか)を抱きしめているのは、例のスカー兄ですね〜〜〜。
彼と共に村に行き、力を奪って絶望の淵に落とすはずだったのに…。
思いがけないルジョンの言葉、そしてその胸を貫くのは最強の矛……。
実は私も二回見てやっと、ラストが当初の計画から外れ、思わず彼の胸を貫いてしまったわけが理解できました。
ルジョンは言ってはいけない言葉を言ってしまったのですね。
それは、ラストが人造人間としてこの世に生み出された瞬間に初めて聞いた言葉、“生まれたことに対する憎悪”に結びつく言葉だったのですね。
しかし、化石病ってなんだね〜〜、どうしてそんな病気流行させることができるのか、そっちの方が不思議ですよ〜〜。

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