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映画・七剣(セブンソード)のお部屋

  拍手は天龍八部と共通なので、「七剣のページと見た」と書いていただければ、このページをみた拍手だとわかって嬉しいですm(__)m

<映画の感想>
         感想はこちら。

★お名前の読み方  
          こちらから〜。

キーワードで語る七剣  漢字フォントが出ない部分は、○にしてあります。本当の漢字はお名前の読み方ページの方を見てみてね!

楚昭南 元は高麗出身、奴隷だった過去があり、世の中のことを皮肉に見ている。
自分の武功に絶対の自信を持っており、強気でやや強引。緑珠との出会いは、彼の心をも変えてゆく。
心は熱いが、彼のやることはいつも荒療治すぎる^_^;
大師兄(ターシーション) 楚昭南のこと。長髪が似合って、白馬と頭巾が目立ちます。頭巾の陰から見える眼光するどい姿がまた神秘的。
あわや八つ裂き、というところから鎖を振り立てて立ち上がるシーンは、すごくかっこいい!
原作では裏切り者だが、映画ではバリバリにかっこいい硬派な男。影があって悩む姿が似合います。
あんな山の中で籠もるとは、熊の冬眠じゃあるまいし(笑)
楚昭南と劉郁芳 DVDによると、首にかかった武器を斬るのと、血(の入った水)を飲ませる以外にも、削られたエピソードがもっとあったらしい。
楚昭南と緑珠 天門屯へ向かう姿は、まるで双子のように似通って見えました。長髪と服装のせいですが。
楊雲つぉん
(以下、楊雲○で表記します)
穏やかで冷静、判断力にすぐれ、優しくて面倒見が良い。
みんなから頼られるが、心の底には激烈な感情を秘めている。
滅多に剣を抜かないが、抜いたら止められなくなる自分を恐れている。
老二(ラオアー) 楊雲○のこと。楚昭南からは「二弟」、他の人からは「二哥」又は「二師兄」ですね。
書生風の頭巾が、すばらしくチャーミング。屋根に登って絵を描く姿は、とぼけた味があって素敵♪
楊雲○と瓜哥洛 撮影日誌では、武荘で楊が瓜哥洛に水の入った器を投げ渡しているシーンがありました。本当はどんな場面だったのか気になります。
楊雲○と丘東洛 楊の出身地を穆郎に聞いているのは、目つきの悪い丘東洛です。彼は楊の亡父の事を覚えていたのか?
楊雲○と武元英 レオン・ライがインタビューで曰く、「楊雲○は、武元英との愛情が発展するかもしれないことを十分わかっている、しかし、自分の感情を抑えておくことを選ぶのは、その感情が、親の仇を討ちたいという欲望を呼び起こすことを恐れているからだ」。 う〜ん、深い洞察!!
続編ではどうなるんでしょう??ちなみに納蘭秀吉(原作で楊の恋人となる明惠の父)の名も映画にはありましたが・・・。
由龍剣 最強の攻撃剣にして、未完成の剣。 持つ人によって印象が変わる。
山が鳴るような澄んだ音が、映画に深いインパクトを与えています。
火薬玉を転がしたのは、音波によるものか??反動を吸い取るとは、どういうシステムなのか不思議な剣。
英訳は、「The Dragon」、そのまんまやん! 
青幹剣 隕石を叩いて作られた最強の防御剣。由龍剣でも切れない。
刃も無いし、あまり剣には見えないんですが、鎖も鉄も斬れるし、最後には地面を斬り下げていました。
砲弾を引き寄せたのは磁力のせいらしい。内力によって使うのでしょうか?
「青幹難断、情縁易了(青幹断ちがたく、情縁はむすび易し)」。 英訳は「The Transience」(はかなさ)
由龍剣VS青幹剣 最強の攻撃剣と最も守りの堅い剣では、決着が付かない。拮抗する理由は、磁力のせいなのかも。
戦いの決着は、最後には持ち手の心が決めるもの。
楚昭南と楊雲○ 風火連城との対決のシーンでの、息の合い方は素晴らしい。
手の鎖に難儀している横から剣でガードしたり、剣を返した瞬間にさっと手を伸ばして鎖を斬ったり、「老二」と言われただけで剣を差し出したり。手を出すなと言われて黙って腕組んでみている楊。
最後に二人が顔を見合わせるシーンも素敵。う〜〜ん、惚れ惚れ♪
日月剣 希望を司る穆郎の剣。上下に分割式で、1本として使ったり、分けて2本にして使ったり、すごく便利な剣。ぜひ一本欲しいです。
柄の◎マークがかわいいし、背中に刺す三角ブーメランみたいな形なのも面白い。
英訳は、celestial beam、天上の光線という感じでしょうか。
競星剣 短い双手剣。柄に巻いてある鉄線が伸びて、星が敵を攻撃する。天門屯では自分を攻撃しているらしいが、何度見てもわからない。
英訳は、Star chasers。星の追撃、そのまんまですね〜。
莫問剣 「過去の恥を問うこと莫(な)かれ」、すなわち智慧の剣。
英訳は、 Unleant sword。学ぶ必要がないという意味か?
舎神剣 その威力絶大なため、神のやどる剣、と言われる。ぶんぶんふりまわすだけで、空気が唸り、山が鳴動する。
思いがそのまま力に反映される刀であり、洗練された由龍剣とは対照的。 英訳は、The deity。
天瀑剣 柄が刃に固定されていない不思議な剣。上手く使えば思いも寄らぬ攻撃が可能。変幻の意味を持つ。
大師が作った最後の、最もバランスの良い剣。攻撃よりも防御よりも、変幻する剣が最高ということですね。
うっかり触ると手が切れそう。英訳は、heaven's fall。
穆郎と辛龍子 水桶を投げて遊んだり、一緒に大砲振り回したり、なかなかの仲良しさん。
穆郎 蘭州出身の楽天的な青年剣士。帽子のつばの跳ね上がりがチャームポイント。
韓志邦につきあって馬を放した場面では、悲しげな表情が印象的でした。喜怒哀楽が素直に顔にでるタイプ。
原作では主人公(凌未風)。
辛龍子 狼に育てられた孤独な戦士。原作ではちょっと困ったおっさん(爺というべきか)。
暴走気味な性格を抑えられた時、もっとも力を発揮できる。実は、そんなにギョロ目でもないよ。
韓志邦 村の牧童。恋人の劉郁芳に頼まれ、武元英と天山へ行く。直情的で、熱血漢。馬好き。他の仲間達から「老五」と呼ばれる。
留守中じゃなくって帰ってきてから、というのはちと情けないが、相手が相手だけにしょうがないでしょう。
女は心根の強い人に惚れることもあるのです。
武元英 韓志邦には振られて、幼なじみといちゃつくのを見ているしかなく、気遣ってくれる家族もない。
それでも、村を救うために孤高の天山に行き着いた彼女は、剣を受け取る資格があると認められる。
受け取ったはいいが上手く剣を扱えずに、苛立つ彼女の心を開いたのは、二師兄でした。
続編では、彼女に幸せは訪れるのでしょうか。もっとも応援してあげたい女性です。ちなみに原作では男性です(笑)
傅青主 元は明朝の首切り役人で、風火連城の上役人だった。過去を悔いて、人を救うために生命をかけようとする。
物語の発端の人物にして、知恵も武功もある七剣のリーダー格で他の剣士達の心の師。
晦明大師の弟子 1番:楚昭南、2番:楊雲○、3番:辛龍子、4番:穆郎の4人に加え、5番:韓志邦、6番:武元英を加えた6人で、傅青主は弟子ではない。
劉郁芳 DVDの特典映像の中では、楚昭南と馬に乗るシーンや、韓志邦と畑で抱き合うシーン、1人で緑珠の小屋を訪ねるシーン、小川で子どもを追っているシーンがありました。カットされてしまったのは残念です。
側にいると言いながらイマイチ決め手にかける恋人より、辛い時に救ってくれた楚昭南に惹かれる気持ちもわからないでもない。
しかし、守られるだけでなく子ども達を守ることを真っ先に考え、ついに剣をとる彼女の強さは、人間の希望でもあります。
緑珠 呆然と空を見上げる瞳のうつろさ。故郷への熱い思い。
ぼろぼろにされ、男性に不信感を抱くが、やがて彼女もかわってゆく。
劉郁芳と、言葉が通じないまま会話するシーンは感動的。らくだに座ってる姿はかわいかった。
どんなに汚れても、人間の尊厳はとりもどすことが出来るんです。
段玉珠 風火連城の愛人で、密偵だった高麗人の女性(らしい)。
風火連城は緑珠を見て、玉珠が生き返って自分のもとへ戻ってきたのだと錯覚したようである。
張華昭 武荘の子どもたちの中の最年長。父の名札を傅青主が持っていたために、嘘をついてあやうく先生(劉郁芳)を殺しかけた。
でも、他の子どもたちの手を引いてがんばるがんばる。二師兄に「好兄弟」と呼ばれるなんて、なんて羨ましい・・・。
原作では立派な青年で、七剣の1人です。
劉精一 武荘の村長、つまり天地会の河北部の頭領。娘にも厳格で、公明正大な頭領だが、実は過去に・・・。
丘東洛 武荘の副頭領で、何かと反発する強硬派。昔、傅青主にひどいめにあわされたことがある。終盤の彼ははホラー映画のようですじゃ!
貫三刀 天地会の幹部の1人。楊雲○が天地会に反発する理由を知ろうとして荷物を盗もうとする。
風火連城
(フォンフォリエンチャン)
姓が「風火」で名が「連城」、れっきとした官軍の将軍です。スキンヘッドとズボンの派手さが魅力的。
孫紅雷曰く、風火連城は人を殺すのが好きじゃないが、皇帝の命令なのだから、1人殺しては嫌になり2人殺しては落ち込み、3人殺したら、もう死などたいしたことない、と思うようになったのだと。
彼の狂気は、自らの立場と孤独、愛の喪失からなっている。凄腕の達人。
瓜哥洛(グァカールオ) 風火連城の部下の12門将の1人で、紅一点。残虐で酷薄な性格。
前髪ばっさり垂らして、白塗りの顔、首には怪しい入れ墨、その存在感と怪演ぶりで、観客の目を惹き付けるすごい役。
演じたのはまだ体育大学の大学生、陳佳佳さんですが、舌の上で刀をねぶるシーンなんか夢に見そう・・・。
山指(シャンシー) 物語の序盤に、小川で傅青主と武元英と戦って、殺された12門将の1人。スターでない王志文さん(同姓同名?)。
○格多親王(トゥオガートゥオ) 清朝の親王。楼蘭で出土した剣を手に入れる。顔もしゃべり方もバタくさい(笑)
秀才 風火連城の横で、記録したりおべんちゃら言う人。機嫌が悪ければ殴られる。目を強調した化粧は京劇のよう。
来福(ライフー) 頑固で意固地な村の老馬。韓志邦の後を追っかけてくるシーンは、うるうるしてしまいます。
白馬と灰色馬 白馬に乗ってるのが楚昭南、灰色馬は武元英。あとの5人は栗色の馬。これでちゃんと見分けられますね〜(^^)
馬を放つ 複数の蹄の音で敵を攪乱するため。3回見て初めてわかりました。もちろん身軽になるという目的もある。
「明日はこどもたちのもの」 風火連城が歌う、高麗のわらべ歌。育った子どもは軍人になって人を喰らうんだ、と風火連城は冷笑していた。
拍子木 楊雲○が、カチカチ鳴らしながら洞窟の部屋を回っていた。なんだか楽しい。ああいうものは万国共通なのだろうか。
スキー 雪山の壁を破って飛び出してくる楚昭南と、飛び退いた楊雲○が、山の斜面をスキーしています。撮影お疲れ様です。
琵琶 高麗の琵琶だろうか?由龍剣を弾いて琵琶の音がしたらミステリーである。
神像 クチバシの長い魔神の像でしょうか??インディ・ジョーンズの映画みたい。金塊だけじゃなく爆薬も仕掛けてあったらしい。
ころがる砲弾 ころがってきたのは、青幹剣の磁力によるものらしい。超能力かと思いました。
水を飲む劉郁芳 畑で刈り入れをしながら思い切り水を飲む。それは楚昭南が緑珠の元へ行くのをみたためか、彼に飲まされた血の味を思い出しているのか。
朝日 希望の象徴。夜明けをみる七剣士、そして朝日の中に立つこどもたち。素晴らしいシーンばかりです。
種籾 生命をつなぐための、村で最も大切なもの。黍かトウモロコシでしょうか。
出土した剣 楼蘭の遺跡から出土したうねうねした謎の剣。続編で出てくるのでしょうか?
灰を撒く 遺体を焼いた灰を撒くシーンは切ない。中国では土葬が一般的ですが、韓国では日本のように火葬なのでしょうか?
飢え 飢えは人間の尊厳を失わせる。生きのびること以上の望みがなくなってしまうことが、心の誇りを失わせるのである。
いんたびゅう言語
(おおむね母言語でしょう)
広東語の人:劉家良(ラウ・カーリョン)、甄子丹(ドニー・イェン)、黎明(レオン・ライ)、楊采○(チャーリー・ヤン)、周群達(ダンカン・チョウ)
北京語の人:陸毅(ルー・イー)、戴立呉(タイ・リーウー)、孫紅雷(スン・ホンレイ)、張静初(チャン・チンチュー)
韓国語の人:金素妍(キム・ソヨン)
韓国語 ドニーさんの韓国語は大変だったようです。キム・ソヨンの言葉は韓国語のわからない私でも、大変美しく聞こえました♪
吹き替え 日本で見た映画は、中国語(北京語=普通話)音声に字幕がついたものでした。香港版を見たらみんな広東語音声でした(当たり前)。
劉家良(ラウ・カーリョン)は、広東語版が自分の声、北京語は別人の声でした。レオン・ライやドニーさんは両方自分でやってて、陸毅(ルー・イー)など大陸の人は、北京語版だけが自分の声のようです。つまり、北京語版も広東語版も、別人のアフレコが入ってるということですね。
当たり前ですが、キム・ソヨンの韓国語だけは吹き替え無しです。
DVD 4時間版も発売して下さい。ぜひぜひ!
予告編 日本版の予告編は、ナローバンドな我が家では、見るに堪えない数秒ごとのブツ切れ画像です(;_;
でも、本家公式サイトの予告編はDLして楽しめます♪
続編 監督の頭の中で、ただいま構想中。楽しみにしましょう♪
原作 梁羽生の「七剣下天山」。「白髪魔女伝」→「塞外奇侠伝」→「七剣下天山」と続いている。
登場人物も、話の筋立ても映画とは全く別物、設定と名前を借りた徐克監督のオリジナル作品となっています
原作も大変面白いですよ!徳間文庫より上下巻、発売中♪
陽気なチベット人 天山の山中で、韓志邦と武元英を小屋で歓待している陽気なチベット人、実は徐克(ツイ・ハーク)監督です(爆)
ちなみに、チベット人の妻の方はどうやら張静初(劉郁芳の役)のようです。
川井憲次さん ヒロイックで情緒的、のりのりのメロディーライン、明るい子ども達の夜明けの歌声。
彼の音楽は、日本の誇りだ!!サントラも良い出来です♪日本版には予告編の音楽とライナーノートがついてます。買ってみてね(^^)V
甄子丹(ドニー・イェン) アクションはさすがにピカイチで、どんな動きでもかっこいいのがさすが!
キム・ソヨンの顔にカンペを貼り付けてしゃべってたと知って以来、その場面を見るたびに吹き出しそうになります。
彼の背中が綺麗だと思ったのは私だけ?
黎明(レオン・ライ) 撮影中、アレルギーと高山病で療養に帰った彼は、北京生まれの香港育ち。
一番気に入ってるシーンは、武元英に剣を教えるシーンだそうです。
この作品で新境地を開いたと言われていますが、これからも武侠作品に出演して欲しいもの。
どうでもいいけど、私と同い年です(爆)
陸毅(ルー・イー) どれほど汚れた格好をしていても、人の目を惹きつけるオーラを放っているのが、アイドルというもの。少し猫背気味かな?
周群達(ダンカン・チョウ) にっこりした笑顔が素晴らしい!こういう表情って天性のものだなと思うのです。
劉家良(ラウ・カーリョン) 映画界に入って53年、武道家でアクション映画の生き字引。本作のアクション監督にして、主役の1人。すごいじいちゃんです。
チャーリー・ヤン 少年みたいな格好してますが、本当は綺麗な方です。序盤の小川に顔漬けられるシーンは大変そうだった・・・。
金素妍(キム・ソヨン) 彼女曰く、結婚しているドニーさんより、レオン・ライの方が良いそうだ(だから何だ?)
孫紅雷(スン・ホンレイ) 武荘で腰をくねらせた演技が忘れられない・・・。もちろん本当はスキンヘッドではありません・・・。
「人間有正気」 子ども達が暗唱しているお勉強の言葉。人にスピリットあり。 監督曰く、「これがこの映画のテーマです。」


★個人的見解によるベストシーン

◎7人で夜明けを見に行く美しいシーン。
◎引きずられていた楚昭南が、鎖をひっくり返して立ち上がるシーン。
◎楚昭南が、黙って青幹剣を投げ返す。剣を受け取った楊雲○が腕を真っ直ぐ突き出すと、そこに楚昭南が手の鎖をかけて、一気に引ききる息のあったシーン。
◎朝日の中、見送る子どもたが1人1人立ち上がる。希望に満ちたシーン。

まだ書くかも^_^;
見られた方は、ぜひWEB拍手押してやって下さいm(__)m  
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謝謝!     
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